お金持ちなんて大嫌い!
「外部!」


この微妙にドスのきいた声。


「いつまで時間かかってんだよ」


眉間に皺なんて寄せて、なんだかすっごい怒ってるご様子。

こんな時に桐谷が現れるなんて。

いや、ある意味よかったかもしれない。



「あ、海翔と綾乃じゃねーかよ」


「楓、久しぶり」


綾乃さんは桐谷に対して、透き通るような笑顔を見せた。


え……、桐谷とも知り合いなの?


「体調はいいのかよ?」


「うん、最近は大丈夫。明後日からまた学校に復帰する予定」


「そっか。よかったな」


この3人はもしかして幼なじみみたいな関係なのかな?


容姿的にも一緒にいるのが全然違和感なくて自然で……


私なんかが入り込む余地なんてない感じ。


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