桃色の手紙
今日も1日疲れたな。筆箱と教科書入れて…
早くあそこへ行こう!

「万里ちゃん!はじめまして!」

え?私?

「は、はじめまして。」

「もー愛美!いきなり言わない。ごめん!この子は、皆野 愛美(ミナノ アミ)で私は、椎名 崇子(シイナ タカコ)。」

「だ、大丈夫。私は初音 万里です。」

「そんなの知ってるよー?愛美と友達になってくださいっ!」

友達って言った?聞き間違い?

「え?」

「だからいきなりは驚かせちゃうでしょ。愛美が万里ちゃんと友達になりたいってずっと言ってて。」

これ夢じゃないよね?…やっぱり痛い。

「ダメかな?」

ダメなわけない!

「私で良ければ、ぜひ。」

「よかったね、愛美。」

「うん!今日はこの後バイトだし、明日ゆっくり話そ!バイバイ♪」

「また明日、万里ちゃん。」

「う、うん、明日。」

まだあんまり信じられないや…友達なんて。
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