-月光ノ歌-
暁の夢

#013














ここで記憶は途切れた。笛が震う音と共に現れた殿方。



「月乃。あの場所へ行け。あの場所へ…」


そういって消えた。足元に赤い印のついた地図が転がっていた。



「捺之間…」


なつのま。そこに行けば何かあるのか…?



私はその部屋を探した。


< 18 / 55 >

この作品をシェア

pagetop