湖都子のポエム4

空に消えていった気持ち


ゆっくりゆっくり…
ゆっくりと時間をかけて
私の心に入り込んできた人

一緒に笑いあって
一緒にいる時間が増えて
あなたといる時間が楽しかった

だけど意識するだけ
無駄なんだって気づかされた
芽生え始めた気持ちが膨らむことなく
空に消えていった

出会い…一緒に過ごしてきた時間…
色々なことを思い出しながら
涙が零れ落ちた
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今日もお見舞いにきた。彼のそばはすごく心地いい。

帰り道。きれいな人に会った。
「彼のところには行かせない。彼が優しいからって…」
「ただ、お見舞いにきただけで」
「何、言ってんの?でも、大丈夫よ。思うだけなら自由よ。私も、その気持ちわかってあげなきゃ」
もう、このまま会わないようにしよう…見上げた空はどこまでも続く青。なんだろ?今…胸がキュンとしたような…気のせい…だよ。

彼も落ち着いてきたし、もう大丈夫
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