生きる。~番外編~
「さて、由茉そろそろいこう。」
私たちは荷物運びをお願いして部屋を出た。
私たちの部屋だとチェックアウトも部屋でできるみたいで
すっごく楽だった。
「飛行機もファーストクラスだから
空港ついてからも楽だよ。」
「……………贅沢だね…。」
「由茉も少しは贅沢しろって。
橘の嫁になるんだから。」
「庶民感覚はなかなか消えません。」
「少なくとも庶民ではないだろ。」
……………絶対庶民だよ。
私たちはタクシーで空港まで向かった。
いったい私たちはアメリカのタクシーで
いくらつかったんだろう…。