生きる。~番外編~
「柳たちも明日からは連休だな。」
「そうなの?」
「やることは今日やって明日からは休みにしてる。」
「そっか、私たちもいないしね。
私毎日片桐さんと一緒だし。休みないね。」
「そんなことねーよ。
俺がいるときは休んでる。
それに合わせてるからな。」
「……………なんか申し訳ないね。」
「由茉はそんなこと気にすんなよ。
っていうかもう一人つければいい話なんだけど。
由茉も大学卒業したし、多分もう一人つくよ。
俺にも柳と西尾がいるしな。」
「あのさ、柳さんも西尾さんも40代でしょ?
なんで私には若い片桐さんなの?」
「若い方が体力があるから。
同じことをしてても若い方が体力が勝るだろ。
俺は自分で護身術を身に付けてるし
それに族の総長で実力もあるだろ。
でも由茉は女だし、なにかあったときに
強いやつが近くにいないと困るだろ。
反射神経だって同じ訓練をしたって
若い方が強い。だから片桐なんだよ。」
「へー、なるほど…。」
「そういや片桐結婚するらしいぞ?」
「え!そうなの!?
じゃあお祝いあがなきゃだね。」
「……………使用人だぞ?」
「普段お世話になってるからこそでしょ。」
結婚かぁ。
じゃあ夜はなるべく呼ばないようにしないと。
たまに呼んじゃってたし。