生きる。~番外編~
それから離陸して、飛行機慣れしてる湊はすぐに寝た。
私もいつの間にか眠りについていた。
「由茉、起きたか?」
「……………んー
起きた。」
「もうすぐ着陸だと。」
「はーい。」
眠い目を擦りながら
私は体を起こして座席を戻し
シートベルトをつけた。
「アメリカ久しぶりだ~。
湊とケンカしたとき以来。」
「あの時俺どうかしてたな、本当。」
「今となっては笑い話だよね。」
「だな。懐かしいな。」
まだ如月にいた頃だもんね。
本当に懐かしいな。