恋じゃないと願うだけ
傷心している彼女を見るのは辛かった。
でも、俺は何もしてあげられない。
してはいけなかった…
しばらくして
エリナがその男の名前を度々口にするようになった。
やっぱりな…
何も出来ない自分と、隠されたエリナの闇にイライラがつのった。
毎日のようにエリナの口から出るその男の名前。
そんなエリナの話を黙って聞く彼女…
そして、俺はやってしまった。
エリナにキレてしまったのだ。
不満げに教室を出るエリナに
この先に起こりえる不安が俺を襲った。