恋じゃないと願うだけ
沈黙に耐えられなかったのか、
エリナは口を開いた。
「教えてくれたら
もう絶対に結香を傷つけない」
「えっ…」
やっぱりエリナは人を操るのがうまい。
悔しいがそれを言われたら弱い。
そしてまた静まりかえる教室。
「ねぇ
本当の事言って…」
「……」
しつこいエリナに疑いの気持ちは消えなかった。
「エリナにはちゃんと言って…
ねぇ…
好きなの…?」
「好きだよ…」
これでエリナが諦めてくれるなら。
そう思った。