恋じゃないと願うだけ

現実逃避







「おっはよー♪」




「あっ、エリナおはよっ」

「おはよう」



波乱に満ちた夏休みも終わり学校が始まった。





小走りであたしと志穂のところまで駆け寄ってきたエリナは何だか嬉しそうだった。





「お前朝から元気だよなぁー
…ねむっ」


「そう?ちょっと聞いてよ勇樹ぃー!
あたし彼氏出来たの♪」


ダルそうに顔を上げてエリナと話しているのは鈴木勇樹君。


見た目はやんちゃな感じで、髪は栗色。ゆるくかけているパーマも似合っていて、笑顔が可愛らしい。背も高くモデルみたいだ。

入学してすぐに他クラスから女子が見に来るほどだ。



エリナと同じ中学だったみたいで最初は恋人かと勘違いしたほど仲が良い。










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