3年間の好きをあなたへ…

その度に先生は「ごめんな…」と申し訳なさそうに謝った。

最初は真剣に、だけど回数が増えるたび困った顔が増え、次第にまたかと言わんばかりに軽く笑い、「サンキューな」とあしらうようになった。

だけど私はへこたれなかった。

それが楽しかった。

何度もアタックして玉砕する。

それが日課になり、先生を知れば知るほど彼の魅力にはまっていく。

そして先生もまたどことなくそんな私を楽しむかのように見るようになっていたのはいつのことだったろうか?

高校一年生の冬、まだまだ私にはタイムミリットがあった。

だから懲りずに何度も告白をした。


ただ、


「好きです…」


と、精一杯の気持ちをこめて…



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