彼女のことは俺が守る【完全版】
海斗さんが京都のロケに行って二日目になっていた。
私は雅さんと一緒に自分のマンションに戻り、引っ越しをすることにした。
海斗さんに手を伸ばしてから一度も帰ってない部屋は入ったと同時に殺風景さと、それと同時に蘇る思いに胸の奥がざらつくような気持ちにさせた。涙が枯れる程泣いたのも少し前で、まだ痛みは癒えていないのを目の当たりにすると、ここに雅さんがいてくれてやっぱりよかったと思う。
一人でなくてよかった。
「さ、里桜ちゃん。片付けようか。篠崎くんが業者を頼むって言っていたから、必要なもの以外は処分する方向で。後から、事務所の子が段ボールを持ってくるから、それに詰めてから運びましょ」
「業者ですか?」
「そうよ。この部屋から何もかも出すつもりよ。篠崎くんから大体のことは聞いているけど、私も篠崎くんの意見に賛成。一からやり直すのもいいと思う」
「雅さん」
「さ、頑張らないと。水曜日には私も京都に行くようになっているの。それまでに終わらせないと」
そんな雅さんの言葉に励まされるように始めた引っ越しは思ったよりも時間が掛かる。届けられた段ボールはいくつも玄関に積み上げられていく。そして、夜になる頃には全てが終わっていた。
ゴミも全部捨て終わり、部屋の中を空にすると、この部屋の殺風景さは際立たせた。でも、私の中での気持ちもスッキリとしたような気もする。
私は雅さんと一緒に自分のマンションに戻り、引っ越しをすることにした。
海斗さんに手を伸ばしてから一度も帰ってない部屋は入ったと同時に殺風景さと、それと同時に蘇る思いに胸の奥がざらつくような気持ちにさせた。涙が枯れる程泣いたのも少し前で、まだ痛みは癒えていないのを目の当たりにすると、ここに雅さんがいてくれてやっぱりよかったと思う。
一人でなくてよかった。
「さ、里桜ちゃん。片付けようか。篠崎くんが業者を頼むって言っていたから、必要なもの以外は処分する方向で。後から、事務所の子が段ボールを持ってくるから、それに詰めてから運びましょ」
「業者ですか?」
「そうよ。この部屋から何もかも出すつもりよ。篠崎くんから大体のことは聞いているけど、私も篠崎くんの意見に賛成。一からやり直すのもいいと思う」
「雅さん」
「さ、頑張らないと。水曜日には私も京都に行くようになっているの。それまでに終わらせないと」
そんな雅さんの言葉に励まされるように始めた引っ越しは思ったよりも時間が掛かる。届けられた段ボールはいくつも玄関に積み上げられていく。そして、夜になる頃には全てが終わっていた。
ゴミも全部捨て終わり、部屋の中を空にすると、この部屋の殺風景さは際立たせた。でも、私の中での気持ちもスッキリとしたような気もする。