君のいる病院。
「……じゃあ、お父さんを思い出して怖くない思い出はある?」










毎回、このようなことを聞かれる。










父との思い出。











楽しいことなど、ひとつもなかった。












帰ってきてすぐ殴られる。











朝起きてすぐ暴言を吐かれる。











休日は外に出ることすら許してもらえない。












夜中はお母さんをいじめてその叫び声とお母さんの悲鳴で眠れない。














< 130 / 266 >

この作品をシェア

pagetop