君のいる病院。
「私は……無理なんて、してないよ……」












榎本くんは、私の顔をじっと見ている。












「……あ、あの……」










向こうからいっこうに話をし始めないことに




疑問を感じつつ




首をかしげると、





榎本くんは席を立ち上がった。











「……じゃあ、また明日も来るから」















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