君のいる病院。
「望月!……昨日はごめ………………望月?」
ドアから入ってきた榎本くんは、
うずくまる私を見て動けずにいた。
「……榎本……くん……」
私は頭から手を離して必死に笑顔を繕った。
「き、今日は早いね……」
普段から作りなれていない笑顔。
その口端は引きつっていて、
ヒクヒクと、痙攣のようになっていた。
ドアから入ってきた榎本くんは、
うずくまる私を見て動けずにいた。
「……榎本……くん……」
私は頭から手を離して必死に笑顔を繕った。
「き、今日は早いね……」
普段から作りなれていない笑顔。
その口端は引きつっていて、
ヒクヒクと、痙攣のようになっていた。