strange
cherry blossom
桜は満開の時をあっという間に過ぎて、散り始めている。

花びらが舞い散る中、私は相も変わらず慧と2人で登校。


「仲良いよね、あの2人」


「姉弟だけど、なぜかお似合いなんだよね」

そう噂する女の子達。


「確かに…お似合いだよね」

「彩菜ちゃんまでやめてよ」


頷きながら真顔で言ってる彩菜ちゃんにないないと手を振った。


「可愛い彼女に美形な彼氏って感じ」

晶乃ちゃんまで真顔で言ってる。


「慧も何とか言ってよ」

慧はまるで興味ない顔で、大あくび。
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