俺に溺れろ
夢への一歩
その後文句言いながらも蓮二の運転するバイクの後ろに乗り私たちのスタジオへとやって来た



「「お邪魔しまーす」」



「いらっしゃーい」



ここはスタジオでもあるが翼の実家でもある




金持ちの家の長男として育ち、甘やかされて育った翼は親に頼んでスタジオを作ってもらったのだ



高一の頃のクリスマスプレゼントとして



親の会社は化粧品の会社でお姉さんが後を継いでるそうだ



たまにお姉さんがやって来て私に化粧品のサンプルなどを持ってきてくれる



メイクもお姉さんの知り合いの方がやってくれている



スタジオに入ると呼んだ当事者のまさだけがいなかった




「翼、まさはまだきてねぇのか?」



「そうなんだよねー何してんだか」



「まさが来るまで音合わせしとくか」





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