変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
「あの…駿?この車に乗るのでしょうか?」

翌朝、マンション前に止められた車を見て固まる。

「うん。昨日、言ったでしょ?その足が治るまで、僕が送り迎えするって。
美咲は頷いてたよ。だから待ってたのに」

私、頷いたんだ……覚えてない。

「ゆっくり歩くから大丈夫です。お断りします」

ジリッと後ずさる。


ズキッ…


足首が悲鳴をあげ、その痛みに顔が歪む。

「ほら、安静にしなきゃダメだろう」

助手席のドアを持ち、サッと手を広げる。

「どうぞ、お乗りください」

「……ありがとう」







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