冬の魔女と日だまりの姫



「会いたいときに、わたしがあげたイヤリングを付けて、そして名前を呼んで。」
 

男たちが、あと少しでたどり着くというところで、魔女は微笑んでなにかを唱えました。
 
その瞬間、今度は青い銀の光がお姫さまと男たちを包み込みます。


帰るのだ、とお姫さまは直感的に理解しました。
 





そして、消える瞬間に──



 
 「…………ネリネ、私のお友だち」
 
 



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