冬の魔女と日だまりの姫
 

「じゃあ、会いたい!」
 
「そう、よかった。じゃあ、今夜は母様と一緒に寝ましょうね。」
 
 
再び目を輝かせた娘に、お妃さまは微笑みました。
 
 
「どうして?」
 
「お父様たちには内緒だからよ。あなたの魔女からの招待状をもらいに行くの。」
 

いたずらっぽくウインクしたお妃様は、まるで幼い少女のようです。
 

今夜、きっと、お妃さまは子どもに返ったように魔女と楽しく穏やかなひと時を過ごし、
 
まだ幼い王女さまは、緊張しながらも魔女からの招待状を受け取って、また目を輝かすのでしょう。
 

彼女のために作られた、雪の結晶のイヤリングを受け取って。
 
 

 
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