居場所をください。



それから私たちは時間になり……………


「悪い、美鈴。

先事務所行ってて。」


「うん、わかった。」


貴也はマスターのところに残り

私は一人で会社兼事務所へと戻った。


最近はこういうことが多い。

ううん、毎回そう。

マスターのところにくると

必ず私には外にいかせて二人で話す。


なんだろうね。

よくわかんないけど

私とは関係ないことなんだろうな。


それが少し寂しい。

貴也はなんにも言ってくれないから。



いつか貴也の口から

いろいろ聞かせてね。教えてね。



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