居場所をください。



「でも、後悔はしてないんだろ?」


「してねーな。

美鈴のおかげで俺も今は自由だし

美鈴も制限はあるかもしれねーけど

自由を求めたりはしないな。


でも、俺があいつをここに引きずり込んだから

ちゃんと俺の手で咲かせてやる。」


そういうひかるくんの目は

キラキラとしていた。


「本当に好きなんだなー」


「美鈴がな。」


「ほんときもいな。」


「亜樹は俺に殴られたいのかな?」


「遠慮しときます。」



< 1,718 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop