居場所をください。



翌日ー


私はまた来たこともないスタジオに来ていた。


私は吉川先生と柔軟や準備体操をし、

体をつくってから用意された衣装に着替え、

ヘアメイクをしてもらい、

スタンバイした。


「じゃあまずは一通り踊ってねー。」


そして曲がかかり、私は一通り躍り、

何ヵ所か修正され

休憩を挟みながら2時間以上踊った。


「とりあえずよし、

次は歌を歌ってね。」


というわけで次は曲に合わせて歌う。

本気で歌う訳じゃないけどね。


それも2時間ほど歌い、

MV撮影は終えた。


「お疲れさまでした。」


これで編集をしてもらい、

私と長曽我部さんがOKを出せば完成となる。


とりあえず編集待ちなんだ。



「お疲れ。」


長曽我部さんがきた。


「うん、ありがと。

本当思ったよりハードだった。


それにお腹すいた。」


「じゃーたまにはラーメンでも食べるか。」


「え、うそ!いいの?」


「ご褒美だな。」


「やったー。ずっと食べたかったの。」


「その代わり運動しろよ。」


「うん、夕方はトレーニングルーム行く。」


「おう、えらいな。」


なんせタダなんで。会社のは。


< 247 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop