居場所をください。



それから長曽我部さんが作ってくれた

燻製されたソーセージやお肉も食べて

満腹になった私たちは川で遊んだ。


私たち、といいながら

遊んだのは私と咲さんだけだけど。


「あー、もう楽しい。」


「ちょー濡れましたよ!」


「着替えてこよ!」


もう下着までびっちゃびちゃ。

とりあえず持ってきた着替えをもって

トイレの着替えスペースで着替えることにした。


「ほっそ!なにそのクビレ!」


「ちょ、触んないでくださいよ!

めっちゃくすぐったいです!」


狭い着替えスペースなのに

仲良く一緒に着替える私たち。


いつまでもギャーギャーとうるさいです。


「いいなー、そんな細くて。」


「咲さんの胸のが羨ましいですよ!」


「………美鈴ちゃん、ないもんね。」


「見ないでください。」


頑張って盛るんだから。

偽物でも膨らみを作るんだから。



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