居場所をください。



「美鈴が恋ねぇ。」


「なに。いいじゃん。」


「いいけど。お前も高校生なんだな。」


「なにそれ。なんだと思ってんの。

ってか私シャワー浴びるからじゃーね。」


「はいはい。

俺も仕事いかなきゃだし。」


そういって長曽我部さんは去ってった。

31日まで仕事なんて大変だな、あの人は。


私はさっさとシャワーを浴びて

家に戻った。


< 357 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop