居場所をください。



「なんか今回いろんなことがわかって

歌詞が一気に書けたの。


今日打ち合わせだったんだけど

歌詞できてなくて指摘されたから

明日歌詞提出できるよ。」


「そっか。よかったな。」


「うん!」


なんだろ、また一層冷たさがなくなった。

もう他のやつと変わらないくらい…。


これも長曽我部さんのおかげか。


「……………じゃあ俺帰るわ。」


「うん、わかった。

仕事頑張ってね。」


「さんきゅ。」


俺は部屋へ帰った。


あの二人が兄弟か。

なんかいろいろ納得。


長曽我部さんがなんであそこまで世話を焼くのか。

あの仲の良さも。


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