未来が見えない『Previously invisible』

✜✜ 止まらない涙


私は、大まかな流れを
真に話し、
「今晩は、一緒にいてあげたいの。」
と、言うと
「わかってるよ。」
と、言ってくれた。

「ねぇ、真。
琴音は、樹さんの為に
嘘を言って結婚したんだね。
幸せな振りをして
本当に、バカ!
自分ばっかり、我慢して
だから、私にもあいつの暴力
言えなかったんだね。
たっくんから、月紫を頼まれたんだけど
渡瀬総合病院の院長夫人も
一緒にみると、言ってくれたみたい
真からも、連絡いれといて。
ほのかは、寝た?」
「琴音ちゃんらしいね。
樹は、なにも知らないで
捨てられた、と思っているがな。

琴音ちゃん、大丈夫だといいが。
渡瀬の両親には、明日の朝
電話しとくよ。
ほのかは、月紫ちゃんが
来るを楽しみに寝たよ。
由依、あんまり考え過ぎるなよ。
愛してる。」
と、言ってくれたから

「私もだよ。
真、おやすみなさい。」
と、言って電話を切った。



私は、琴音の顔をみると、
涙が溢れだし
止める事ができなかった。

いつも、いつも
自分より他人を思いやり
自分を犠牲にする。

あんなに愛していた、樹さんと
別れた時、どんな気持ちだったの?
なぜ、言ってくれなかったの?
私は、琴音の親友だよね。
私に話せば、真との間に秘密が
できるから、心配して
言わなかったんだよね。

なぜ、気づいてあげれなかったのか
自分が情けなかった。
あのとき、捨てられたと思っていた
樹さんは、荒れに荒れまくり
真や蓮さんでも
押さえられなくて
大変だった。

その時、樹さんと真の気持ちを考慮して
私は、琴音のそばから離れた。

私が妊娠したとき、琴音も妊娠して
病院で偶然再会して、
それから私達は、離れられなかった。
そんな私達を真は受け入れてくれた。
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