未来が見えない『Previously invisible』

✜✜ 帰国


家についても、誰もいないから
母さんに電話すると

「あら、樹?どうしたの?」
「母さん、今どこ?」
「うん?今、病室よ。」
「俺、今自宅の前なんだよね。」
「あら、あなた、日本なの?」
「ああ。」
「ごめんね、今、母さん動けないから
○○○号室に来てくれない。
師長を通してね。」
「わかったよ。」

面倒だと、思いながら
久々に会った、師長さんと
話をして、母さんのいる
病室に入った。

「樹、ごめんね。
あっ、お帰りなさい。」
「ああ、ただいま。」

「こんにちわ。」
と、可愛い女の子が
あいさつしてきたた。

「うん、こんにちわ。
なにちゃんかな?」
と、言うと

「秋山 月紫です。」
と、言った。
「‥‥‥‥そう、月紫ちゃんなんだ。」
俺が、琴音と付けたいと
言った名で不思議に思った。

「月紫ちゃん、お兄ちゃんと
おうちに、先に行ってる?」
と、母さん。

「今日、たっくん、来ない?
ママは、目、さめない?」
と、聞いた。

母さんは、
「う~ん、五十嵐先生は、
後で来るかな。
ママは、今頑張っているから
もう少し、待っていようか?」
と、言うと
「うん、お兄ちゃん
   一緒に行っても良い?」
「ああ、いいよ。
行こうか?
母さん、食うものあるの?」
「今日、一日、琴音ちゃんに
付いていたから、なにもしてない
ごめん、なんか、作って。」

「‥‥‥‥‥あっ、うん。」

いま、琴音って言わなかった?
気になったが、月紫ちゃんと
家に帰った。
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