未来が見えない『Previously invisible』

✜✜ 実は····


父さんと母さんは、食事をして
お風呂に入り
少しゆっくりしていた。

俺は、月紫ちゃんが
寝ている横に座り
頭を撫でながら・・・
「なぁ、訊いてもいいの?」
と、言ったら
親父が、
「お前にも、頼まないと行けない
かもしれないからな。

実は、彼女は旦那さんからDVを
何年も受けていたみたいだ。
ずっと我慢してたみたいなんだ。
それも月紫ちゃんの前で殴るなんて。」
と、辛そうに。

「何ヵ所も、骨折の後があって
皮膚も色が変色している箇所も
あるみたい。
今回は、脾臓破裂、頭蓋骨陥没
手、足の骨折、肋骨も何本か
それに顔面殴打。
目も心配みたいだけど
目は、開かないとわからないから。」
と、母さん。

「結婚していても、
本人の親はいるんだろう?」
と、聞いた。
「もちろん、いるわよ。
本人の両親も旦那の両親も。」
「ならなぜ、母さん達が
月紫ちゃんを見てるの?」
と、聞くと

「彼女は、何度も逃げて
両親に訴えたけど、
旦那が両家の親に泣きつき
その度に彼女は、
自分の親に連れ戻されて・・

その後の暴力は
酷くなる一方だったみたい。

だから、彼女は二度と
両親に助けをもとめない
と、言っていたらしい。

だから、姉が信用していない人に
姉の生き甲斐である、月紫ちゃんを
預けることはできない。
と、五十嵐先生が言ってね。

お姉さんの親しい友人に
お願いしたの

あっ、そうそう
真君のお嫁さんの由依ちゃんよ。
匠君が、お願いしたのは。

だから、真君からも
あっ、蓮君からも
よろしくお願いします
って、連絡あったの。

蓮君は、お嫁さんの凪さんと
琴音ちゃんが、職場が
一緒の関係でね。」
と、母さん。

「それに、相手が代議士だから
わざわざ、蓮君が出向いてくれて
旦那は、殺人未遂で逮捕されて
両家の両親も呼ばれて
匠君が、弁護士を呼んで
離婚と慰謝料請求、
今後、琴音ちゃん、月紫ちゃん、自分に
接近禁止を言い渡した、と。

それにも、蓮君は立ち会ったはず。
匠君が、すごく感謝していた。」
と、父さん。
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