未来が見えない『Previously invisible』
俺は、日本の仕事と海外の仕事を
こなしながら、
毎日を過ごしていた。

そんな時、
琴音が、
「そろそろ、仕事に復帰
してもいい?」
と、言った・・・が‥
俺は、中々許可出来なくて

そんな俺を、琴音は
「樹が、嫌ならしないよ」
って、言ってくれていた。

そんな矢先
琴音の体調が崩れ
渡瀬に直ぐに運んだ。

内科、外科と検査した結果
琴音は、妊娠していたらしい。
親父から
「琴音ちゃん、今、三ヶ月だよ。
おめでとう。」
と、言われて
「ありがとうございます。
お義父様。」
と、嬉しそうで
俺は、
「親父、妊娠は、琴音の体に
負担にはならないか?」
と、聞いたら
「脾臓もきれいに完治してるし
体に、負担にはならないよ。
安心しなさい。」
と、言われて

ホッとして
琴音を抱き締めて
「琴音、ありがとう。
ごめんな、
また、仕事復帰出来なくて。」
と、言うと
「うふふっ、全然。
おめでたい事だから
嬉しい!」
と、言った。

それからは、お袋が、まめに家に来て
琴音の世話から月紫の世話を
していた。

俺は、妊娠がわかってから
怖がるが、琴音は、
「問題ない」
と、言うから
ゆっくりしていた。
それは、それで
たまらなく、気持ち良かった。

そんな日々の中で
琴音は、臨月を迎え
月紫は、毎日毎日
「今日か?今日か?」
と、楽しみにしていた。

そんな時、母さんから電話があり
琴音が、病院に入ったと
連絡が来て、俺は慌てて
病院に向かった。
< 64 / 96 >

この作品をシェア

pagetop