運命の少女と悪魔の少年の学園物語
「私はどんなところに入学するの…」
「神威学園だよ?(ニコニコ)」

わかってるよ?神威学園だってことぐらい。
ただ、ねぇ…

『新入生のみなさーん!神威学園に到着致しました‼』

バスの運転手のアナウンス流れた。

相変わらずパワフルだ。


みんながぞろぞろとバスから降りていく。

「うわぁ~‼」

近くまで来て見てみるとやっぱりすごい。

私は爆発とかそういうことをすっかり忘れていた。

「ね、すごいでしょ?」

藍井くんが笑う。うん、君の笑顔は殺戮マシーンだね。眩しいよ。

《キャァァァァァァァ!!!!》

遠くから黄色い声が。

《藍井湊太様よぉぉ!》

へぇ、人気なんだね。

……ん?

「藍井くん?!」
「え、何?」
「君は何者?」
「何者でもないけど」
「じゃああいつらのでけー声は何?!」
「……さぁ…?」

こ、こいつ……
神威学園の何かだ……

「湊太様!貴方のご入学をお待ちしておりましたわ‼」
「え、ありがとう。」
「さあ、湊太様!私目が高等部を案内してあげますわ‼」
「そう?お願いしていい?」
《キャァァァァァァァ!!!!》


このやり取りを見ている私。
藍井湊太何者?
あ、この人たち猫被ってる。

……としか考えていなかった。


藍井湊太何者?!
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