僕の命が尽きるまで




「冬菜ちゃん、少し出かけない?」


洗濯を終えて、一息ついたところでそう言われた。




「出かけるって……無理」


「何で?たまには気分転換しようよ」



高校を中退して以来、あまり外には出てない。


たまに食料を調達しにスーパーに行く程度。




「引きこもっててもよくないよ。一緒に散歩行こうよ」



結局、私は彼の笑顔に弱い。


少しだけ散歩に行く事になった。



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