僕の命が尽きるまで





「初めてだよね……カフェデート」


注文を終えて、頬杖をついて向かい側に座る彼女を見た。



「……これって、デート?」


「うん」


「でも私達って、もう……付き合ってないのに?」



何も、言えなくなった。


確かにもう付き合ってない。


今の僕らの関係って、ただの同居人でしかないのかな。




「お待たせいたしましたー!」


気まずい雰囲気になりかけて、タイミング良く店員さんが注文した物を運んできた。


< 67 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop