僕の居場所
始まり
「死にたい」

いつからこんな事思うようになったんだろう。

いつから私は1人なんだろう。



〜最初〜

今の現代そこらへんによくある家庭で生まれたハズなのだ

そうこれが私にとっては普通なのだ

でも皆にとっては異常だった

私の家は父、母、姉、私の4人だった

私が生まれてから1度も、父と母が仲良く話している姿は見たことなかった

姉はそこまで特別優れている訳でも無く、ごく普通の、どこにでもいそうな子だった

私は姉よりは優れている方で、どちらかというと常識人だった

だけども周りの大人達は皆姉を可愛がった。最初私は気付きもしなかった。

小学校に上がり、それぞれ気持ち的にも自立してくる時期がやってきた。

ふと、ある日疑問に思った

「何故私は頑張っているのに褒められないのだろう」

いつも姉より頑張った。
けど褒められることはなかった。

姉の分まで頑張った。
だけど結果はかわらなかった。

そんな毎日を過ごしていた。

友達の家族を見る度に心が傷んだ

そしていろんな家族を見て初めて気が付いた

「あぁ、私は愛されていないから何をしても無駄なのか」

そこからどんどん崩れていった
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