∞1208∞
「おかえり。ほら。」

ヨシロウがホットミルクを手に寝室のドアを開ける。

「ありがと。」

「また何か言われたの?」

「いや、いつも通り。」

「そう。お疲れ様。」

気が抜けてフッと笑える。
毎週、ヨシロウはいつもあたしの横に肩を並べてくれるのだ。


何も言わず、
言わずもがな分かり合えるヨシロウは最愛の人。


「ちょっと〜、化粧落ちちゃったわぁ。
鏡台借りるわよ〜」


こうやって同じく、必ず入ってくるリリィも
最愛の人。
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