未来から

総司side

皐月「すぅ…すぅ」

寝るのはやっ

でもまぁあの拷問に耐えてたら、そりゃーつかれるか

一応あれから5日間も寝てるのに

…まぁあんだけ威圧感のある人たちに囲まれたら疲れますよね


でも、油断はいけませね、

だって土方さんが僕とこの子を同室にしたのは

何かあった時にすぐに斬れるようにするためですもんね


それにしても…気持ちよさそうに寝る子

そんなに無防備にしてたら、狼さんたちに食べられちゃうよ

僕じゃなかったら危ないよ

それくらい、かわいい…、


こんな気持ちは初めてだ何だろう?

平助「西山ーって西山寝てるのか」

総司「どうしたんですか?」

平助「いや、明日、隊士たちに西山を紹介するから心づもりしておくようにって」

総司「そうなんですか。後で皐月さんに言っておきますね…って平助くん?」

平助くんは、じーーっと眠っている皐月さんを見て

平助「こいつ、男なのにこんな可愛い顔してねるんだな」

この言葉になぜか殺意が芽生えてくる


総司「平助くん。伝言ありがとうございました。

早く出て行ってください」

僕はにっこりと笑って言った

多分目は笑っていないだろうし、殺気もでているだろう

刀に手を掛けているのも事実だ

平助「なんで…っひ悪かった!じゃ、じゃあおやすみ!」


慌てて平助くんは出て行く

あれー僕何かしましたっけ?

ふふふふふ


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