香りから始まる恋はいかがですか?


「なぁ、夏。
俺の目、見れないか?」

「そっ・・・
そんなこと、ないですよ?」
といい、

俺と無理やり
目を合わせてきたが、

彼女の瞳の奥は、
泳いでいて、
目は嘘をつけないようだった。

「今日、お兄さんと夏が
まめさんを風呂にいれてる間に、
お姉さんから、話し、聞いたよ」

というと、

彼女はすこし心配そうに

「お姉ちゃんから、
何か言われましたか?」と。

「んっ・・まぁ、

結論から言うと、
俺が、思ってたことと
お姉さんの心配は、

合致してた、かな。」

すると彼女は
『意味がよくわからない』と
いった表情を見せたので、

思いきって聞いた。

「夏、どうして俺と話すときは
やたら丁寧な口調なんだ?
今日、お姉さんとこに行った時に
確信した」

と言うと

夏は
「えっ・・あっ・・と。

なんで・・でしょうね?」
と聞き返してきた。

「俺に聞くなよ。

本当は自分でわかってんだろ?
どうして、そうなってるのか」

「んっと・・えっと・・」
と彼女は、
ついに言葉を出せないでいる。
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