香りから始まる恋はいかがですか?


俺は
ようやくいろんなものを
おさめて、風呂から出ると

夏は、
ソファーに体操座りをして
ぼーっとしていた。

泣いていた目は、
少し落ち着き、

俺に気がつくと
こちらに視線を移し、

「智史さんの湯上がりって・・
とってもセクシーですね」と。

おいー!!!

せっかく、ようやく
おさめてきたのに
そんな目で見るなよー。

なんて言わず、

「あはは、そうか?
夏のスッピンも可愛いよ」と言い、

彼女の隣に腰を据えた。

< 93 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop