ダメな彼氏の育て方
久しぶりに入る奏太の部屋は昔とあまり変わらない


部屋に入っても電気もつけない奏太は部屋の戸を閉めるとまた私を抱きしめて


甘い甘いキスをする


奏太とのキスはすごく気持ちが良くて頭がぼーっとしてしまう


『……優奈』


『……ん?』


『好きだよ』


『……うん』


『もう我慢できない…』


『……うん』


カーテンを閉めてない奏太の部屋は月の明かりで照らされていて


初めて見る余裕が無さそうな奏太の顔がすごくカッコ良く見える


『……奏太…キスして』


もうすっかり奏太のキスに夢中になった私がそう言うと


そのままベットに押し倒されて


告白の返事もしないまま私は奏太と……


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