恋する気持ち。
「で。何のようよ?」


「あーあ。いつもの恭華に戻っちゃった。」

そっと私の髪を撫でる。


「週末だからね。食事に誘おうと思ったけど。今日は、飲み会なんだってね。」



「なんで知ってるの!?」


私はハッとして振り返る。そこには私から不自然に視線をそらす、すず。


すずだなー!
もうっ!余計なことをっ!!


「……そうだよ。今日は、飲み会。だから無理。帰ってね。」


私は腕をくんで強気に答える。

……きっとこういうとこが可愛くないんだろうなぁ。


「そうだね。食事はまた今度。」


「そっ。じゃあね。」


「じゃあね。じゃないよ。」


須賀はまた、あの誰もを虜にするような妖しい笑みを浮かべる。

「迎えに行くよ。俺の大事なお姫様だからね。」


< 28 / 55 >

この作品をシェア

pagetop