好きにさせて
「あーあ、これもうまる一日サボり決定じゃん」
わたしは嗚咽と、涙を、
止めれらなかった。
頑張った、ここまで頑張ったんだ。
泣かずに。
ふざけた理由だったけど、わたしの一年以上も捧げた想いは振られたんだ。
わたしが、彼の隣に居ることはない。これから、別の女の子が居ることになるんだ。嫌だ、そんなのすっっごく嫌だ。
わたしだけがいい。
わたしだけじゃないと嫌だ。
好き、ずっと好き。
本当に好きなの。
「っ、く…」
「おまえさー、泣くと顔がパンパンに浮腫むってこと自覚しろよな」
コトハはわたしが泣きだす方法を知ってる。
「ったく、おいで」
わたしは言われるがまま、隣で両手を広げるコトハへ飛び込む。
コトハが優しくわたしの髪に触れ、指が髪をすく、壊れないようにと優しく包むコトハの体温に涙腺は今度こそ崩壊した。
こんな事されたら、わたしが泣き止めないことをコトハは知っているはずだ。
痛い、胸が痛い。
こんな痛み知らなくていい。
温かいものだけ、
わたしにあればいいの。
もう、嫌だ。