好きにさせて





わたしが今、読み進める漫画は幼なじみ系の物で読んでいると、




イライラする。



「〜〜〜っ!!!」


「さくらちゃん、カルシウム不足?」


違うわ。



カチカチとみんなスマホを弄ったりしててもわたしを気にかけてくれる。




「なんで!?なんで明らかに両想いなのに告白しないの!?こいつらバカなの!?何なの!?」



「………」


「………」



「さくらっち、落ち着こうや」




声を荒らげるわたしにみんなは冷静な視線を送ってくる。なんか、痛い。




「もう漫画読むのやめたほうがよくね?」


「メンタルメンタル〜」



「やだ、読む」



そう言って、わたしはこの巻は読み終えたので次の巻を手に取る。



「うわ〜それ、何巻まであるの〜?」

「24巻」


「さくら〜根暗スイッチ入るのやめよ〜!」



根暗スイッチて何だよ。わたしは単に漫画読んでるだけだ。



「よっしゃ〜!!!!今日の合コンこぎつけた〜!!」


「おお〜!まぢで〜!」



女子の1人がスマホ片手に掲げる。おまえらがスマホ弄ってたのそれかよ、合コンのためかよ。



「西高5名!誰行く〜?」


「とりあえずさくら強制ね〜」


「は、わた…」


「アタシ行く〜!!」


「ウチも行こうかなぁ」



わたし行かないってば。
話聞いちゃいねぇな。





< 4 / 43 >

この作品をシェア

pagetop