体温は嘘じゃない

誕生日


自分の気持ちに薄々気づき始めた時に私は夏美に相談した。
夏美はすごくビックリしてたけど、
「ひろさん今彼女いないし頑張りな!」
そう言ってシフトが同じ日はバイト終わりコンビニでひたすら恋バナしてた。

しばらくして....春休み!
バイトに身を捧げてた私はすっかり自分の誕生日にまでバイトを入れてしまっていた。泣

当日、私はこの日夏美とシフトが同じで昼間はカラオケに行ったりして遊んで夜はバイト終わりに今は母と離婚し、別居している父親と久しぶりに夜ご飯を食べに行く予定だった。

バイト終わり、電話がかかってきて...
「茜、ごめんな、今日ご飯食べる約束やっぱり行けなくなった」と父親が言った
私は内心傷ついたが「大丈夫」とだけ言って電話を切った。
夏美に半泣きで話したら、「じゃあひろさんとどっか行ってきな!今日私、用事あるって言って帰るから!」そう言って私とひろさんを残して帰ってしまった....。

2人になり、私は空を見上げながら「酷い誕生日、私ほんとに今日誕生日なんですかね?」と言った。ひろさんは「もしかしたら間違ってるかもね?」なんて冗談を言ってきた。
ダメ元で「どこか連れてってくれませんか?」と言うとひろさんはすんなりOKしてくれた!!!
私達は2人で夜景を見に行くと、そこでひろさんは隣に来て「はい、これプレゼント」と言って何かくれた。私は不思議に思いながら見るとそれは....
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