あいまい
とりあえずプランタンに行ってみよう、と横断歩道で信号待ちをしていたら、人ごみのなか、何人かの人が盗み見るように母のほうにちらちらと視線をやっていた。

母もそれらの視線に気づいているようだが、真っ直ぐに信号を見つめ、わたしに「もうすぐで一月も終わるねー」などとどうでもいい話をしてにこにこしているだけだった。
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