龍神のとりこ
27.守りたい〜シオウ
「さて、この女をどうするかな。

どうすればあの小僧が一番喜ぶか、、


ん?、、」





「あれ、、あたし、、」



『コハク、、?確か、、

コハクに抱きしめられていたんじゃ。。』


手のひらにごつごつとした温かさを感じる。




うっすらと瞼が開いた。

「お目覚めか?」


その覚えのある声に全身がぞくりとした。

ばっと身体を起こすと、シオウの岩のような肩に担ぎ上げられていた。

分厚い手のひらが脚を抑えているのか、動けない。

「、、っ、どうして、、」

シオウが一瞬トーコを横目に見た。





『、、あれ?、、』










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