だから放っておけねーんだよ。






大山さんっていう彼女もいるのに







ドキドキしてる自分がいたりして。







もう分からない。







分からない。







「……先輩、ありがとうございます。わ、私もう大丈夫です。」







足早に先輩から離れる。







これ以上隣にいたら、また泣いてしまう。







先輩は全てを悟ったように頷き、笑ってくれた。






もう、ごめんなさいしか言えない。







< 102 / 304 >

この作品をシェア

pagetop