不良少女
第2章
青龍 2
ガラガラ
私はクラスのドアを開ける。
昨日は結局あの後プリクラを撮ってから、グループの溜まり場に行った。
勇希は最後まで元気がなかったから、きっとあのことを思い出したからだろう。
あれは気にしなくてもいいって言ったのに。
「あー、リカちゃんおはよー」
星夜はいつもの特等席である、一番後ろで1番目の窓側の席に座っていて、私はその隣の2番目に腰掛ける。
「あー、おはよ。
他の奴らは?」
手持ち部沙汰にスマホを弄りながら星夜の返事を待つ。