貴方に恋をしました。


んっ?朝だ。いつもとは違うベットの感覚。そしていつもとは違う暑さ。

私は、目を開ける。

隣には朔夜が寝ていた。

「そっか…私達…。」

同棲して夜に…。

何て幸せ者なんだ。

昨日は素敵な誕生日を送れたよ。

「ありがとう。朔夜!」

そう小声で言った。

朔夜「んっ?!琉歌おはよ。」

「おはよ!ニコッ」

朔夜「今日は出掛けるぞ!」

「え?!何処に?」

また、出掛けるなんて!

朔夜って忙しい人!

朔夜「お前の服だ!まだ誕生日プレゼント渡してないだろ?俺センス悪いから分かんないんだ。」

センス悪くても、もう貴方と要られただけでもう充分幸せなのに…。貴方はまだ私のことを幸せにしようとする。本当に優しい人だ。

「もう、朔夜と居られるだけで幸せだよ。だからプレゼントは……朔夜が…いい…な。」

んッ?いきなり何言うの!!私!!

私って変態なの?!

そう思ってたら朔夜が後ろから抱きついてきた。

朔夜「お前さ、今すぐ束縛させたい。他の所へ行くなよ。何で!お前が…心臓病なん…だ!!こんなに可愛くて…元気なの…に…。」

耳に朔夜の声が聞こえる。貴方の声はこんなに悲しかったの?寂しかったの?ごめんね。私の性で…。貴方を笑顔にさせたい。
だから貴方に嘘をつくよ。

「朔夜。私ね、心臓病の事なんて気にしてないよ。むしろ心臓病になってよかった。だって心臓病にならなかったら私は朔夜と逢えたかな?結ばれてたかな?だから私は大丈夫だよ!」

朔夜「本当か?!」

「うん!ニコッ」

そんなの…嘘。

心臓病になってよかった。なんて…。

もっともっと朔夜ともっと色んな思い出作りたいよ…。

でも、もう充分だよ…。





貴方がいてくれてよかった。貴方と一緒に過ごした日々は最高でした。






ごめんね。朔夜、一緒に卒業式出れないくて…。


朔夜と一緒に居れられる時間はもうわずか、精一杯楽しもう。

そして朔夜を笑顔にさせよう。


私はそう決意した。
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