好きって、伝えたら

⇒差し伸べた手




いつの間にか季節は、9月に入った。


カーディガンを着なきゃ、少し肌寒い季節。


紺色のカーディガンが学校中を彩り始めている。



『凛時、おはよ』


「うん、おはよー…って、創寒くないの!?」




アタシの席の目の前に鞄が持って現れた創は、まだカッターシャツ姿…


しかも半袖じゃん…



『んーー…寒くねーって言ったら嘘になるなー。』


「何、我慢してるわけ?」


『は!?んなわけないやろ!
今日は…寝坊して適当にカッターシャツ引っこ抜いたら半袖やってん』




あ、どうりで カッターシャツにしわが入っているわけか。


なるほど。


髪に寝癖が付いている事から納得。




「はは、寒いね」


『さ、寒くねーし!』


「さっきと言ってること違うけど?」


『り、りーとー』




たまにいじる創は、やっぱり楽しい。





< 163 / 283 >

この作品をシェア

pagetop