Bifore☆Afterな彼。
「優葉もう行こう。」
グイッ
『あっ、おじゃまします』
母さんが早くしなさいと
目で催促する。
手を引っ張った。
「ごゆっくり~!」
俺は自分の部屋に
優葉を連れてきた。
『でっかい…』
俺の部屋は
液晶テレビとバスルームと
でっかい白いベッドくらいしか
目立ったもんがない。
優葉をベッドに座らせて、
テレビをつけた。
ちょうど俺が出ていた試合。
「ねぇ、優葉。
いまから言う大事なこと
ちゃんと聞いて。」
『うん…』
優葉の目が
いきなり真剣になった。
「ゴメンな…俺、
まだお前に
隠してることがあるんだ…」
何か
重いんですけど…
苦しい…
『……』
「嫌いになった??」
優葉の沈黙がかなり怖い。
なんてね~!ウソだよ!!
って、柄になく
言いたくなるくらいだ。
まだ
付き合って日が浅い優葉が、
知らないうちに
俺にとって
だんだん
大きい存在になっていく…。
でも、俺が
打ち明けるのがつらい分、
付き合い始めから
今まで言われなかった
優葉のほうがツラいよな…
優葉、ごめんな…。